映画監督

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映画監督

職業データ

・映画監督とは映画制作における最高責任者のことをいいます。
・日本映画監督協会に所属している会員数は580人(2004年)。

仕事内容

映画監督の仕事は多岐にわたります。
撮影前には脚本家やプロデューサーなどのスタッフと、どんな作品にするかを綿密に打ち合せし、台本の作成やスタッフの編成、役者のキャスティング等を行います。
脚本は脚本家を起用せずに監督自身が書いているケースも多いようです。

撮影中は演出や演技指導、カメラワークなど現場の責任者として、より良い映画を作るべく指示をします。
現場スタッフから、改善点のアイデアが出ることもあり、その意見に対しても監督が一つ一つ採用・却下の判断をします。
規模の大きな映画になると総勢で数百人ものスタッフが関わります。

撮影が終了すれば、監督の仕事は終わりではなく、その後も撮影したVTRの編集作業に立ち会います。
編集の仕方ひとつで映画の雰囲気が大きく違ってくるため、撮影と同じくらい重要な作業といえます。
映画完成後も監督として雑誌やテレビのインタビューに答えたり、舞台挨拶に参加したりと撮影後も仕事は尽きません。

制作した映画がある程度ヒットすれば次の仕事が回ってきますが、冴えない映画になってしまった場合は次の映画を撮るチャンスは無くなることもあります。
映画監督は明日の仕事が約束されない不安定な職業といえます。
しかし、不安定な状況を認識しながらも、そのやりがいは何物にも代え難いのでしょう。
映画監督を希望する若者は後を絶ちません。

勤務時間は撮影に入れば、早朝から深夜までの24時間体制。
体力的にタフでないとなかなかつとまりにくい職業です。
ただ、映画の制作に関わっていない時は基本的にはニート。
次の企画を考えたりアルバイトや副業をしたりと、のんびり過ごしている人も多いとか。

映画監督のなり方・仕事のつき方

映画業界に入り地道にステップアップ
or
映画のコンテストに応募する
or
タレントや役者、脚本家としての能力を生かして
or
勝手に映画を作る
or
etc

映画監督

映画監督になるルートは様々です。
必要な資格、なりやすい有力な就職先や進学先などは無く、現在活躍している映画監督の職歴や学歴、経歴もバラバラです。
どのルートを選ぶにしても、結局は資金や人脈、ツテ、コネが大事になってきます。

監督になるには企画を考える想像力や人をまとめる能力がなによりも重要です。
若い時から小説を自作したり、映画を見たりしてセンスを磨いておけば、後々役に立ってくれることでしょう。

【関連リンク】 松竹映画 東映 日本映画監督協会

○映画業界に入り、地道にステップアップ
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一番、わかりやすいルートはこれでしょう。
映像系専門学校や美術大学・大学など(映画学校一覧)で勉強後、映画の製作会社やテレビの製作会社に入社しADなどの下積みを経て監督へとステップアップしていくルートです。
ただし、地道に頑張ったからといって必ずしも映画監督になれるとは限りません。
才能はもとより、会社や人材の状況によって映画監督への可能性が全くない場合もあります。

また、映画会社の社員としてステップアップし、会社所属の映画監督になった場合は、自分の作りたいように作品を制作することはなかなか難しいでしょう。
どういう作品にするかは会社によって決定され、会社の選んだ企画に応じる形で監督することになるからです。そこに監督の個性を挟み込む余地は、あまり無いようです。
もちろん、この他のルートの監督でも、スポンサーや売り上げ目標などの兼ね合いで、自分の作りたいように作れる監督はそうはいませんが・・。
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○映画のコンテストに応募する
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自分で映画を制作し、コンテストに応募します。
以下のコンテストは映画監督を目指す人の登竜門となっているコンテストです。

ぴあフィルムフェスティバル 
『ウォーターボーイズ』、『スウィングガールズ』の矢口史靖さん、『黄泉がえり』、『ジョゼと虎と魚たち』の犬童一心さんなど。

インディーズムービーフェスティバル(2008年に終了)
『あずみ』の北村龍平さんなど。

ショートショートムービーフィルムフェスティバル
イメージフォーラムフェスティバル
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2012
山形国際ムービーフェスティバル
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○タレントや役者、脚本家として活躍し、その能力を生かして映画監督に。
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このルートの代表的な映画監督に北野武さんや松本人志さんがいます。
もともと知名度のあるタレント映画監督ならば話題になりやすく、スポンサーからお金が集めやすい利点があります。
ただ、タレントや役者としてかなりの実力者になる必要があり、かなり大変。
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○勝手に映画を作る
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映画自体はお金や材料、出演者など必要なものが揃えば制作することができます。
必要なものを自分で用意し、映画館と交渉したり会場を借りたり、インターネットで作品を公開すればOK。自主映画もこの部類に入ります。
話題になれば、多くの映画館で上映されたり、DVD化されたりすることも。
知名度が上がり、能力が認められれば、次回作は潤沢な資金を使って仕事として映画を監督できる可能性も。
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映画監督の年収・収入・給料は?

映画監督の収入はピンキリ。
映画の予算規模や立場によって異なりますが、映画監督は『喰えない』のが一般的な状況。
借金を抱えながら活動している映画監督も少なくありません。

ギャランティは有名監督で1本1000万以上。
ある程度の規模(制作費1億以上)の映画で1本200万円〜500万円程度。
それより小さな仕事だと、1本当たり無給から数十万円ということも。
日本映画監督協会の会員を監督にして劇場用映画を制作した場合、350万円の最低報酬が定められています。
契約によっては、興行収入やDVDの売り上げに応じて収入が得られる場合もあります。

企画から編集まで1本当たりに拘束される期間は、半年以上必要。
その為、年間何本も映画を撮影することは不可能で、映画監督の仕事だけで貰える収入は1年間に上記の程度となります。

日本の映画監督で監督業の収入だけで億単位の大金を稼いでいる人はいないでしょう。
CMの監督や専門学校・大学の講師、執筆、講演、アルバイトなどの副業をこなして、やっと生活できる人がほとんど。
映画監督がテレビでコメンテーターとして活躍している事も多いですよね。

世界に目を向ければ、、桁違いの収入です。
・スピルバーグ年収は300億円以上(2006年)
・ジョージルーカスも年収300億以上(2004年)

この驚異的な数字は公開される範囲が全世界を対象としている為、売り上げが桁違いである事や、映画や関連商品などの売り上げに対して一定の割合で収入が発生する契約をしているためです。
※残念ながら日本ではそのような契約をしないことがほとんど。そのためアメリカに比べて日本の映画監督の収入は低くなる。

映画監督として頂点を極めたいなら、ハリウッド進出を目指したい。

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