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介護福祉士

なるには難易度 介護福祉士養成校を卒業すれば資格が取得できる。
年齢制限 特に制限はない。
学歴 特に必要な学歴はない。
収入状況 平均年収は300万円~400万円程度。
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職業データ

介護福祉士とは

介護福祉士とは、身体的な障害や精神的な障害のある高齢者などに対して介護や、介護に関する指導を行う介護の専門家のことをいいます。

介護福祉士の数は全国に50万人以上。
介護福祉士として活躍している人は圧倒的に女性が多く、国家試験の合格者も8割程度が女性。
介護福祉士の位置付けとしては、ホームヘルパーの上位資格になります。

介護福祉士の職業体験談

介護福祉士の仕事内容

仕事内容について

介護福祉士の仕事は、高齢者や障害者の人達が自立した生活ができるように介護・補助を行う事です。

仕事内容には主に以下の2種類があります。

◇老人ホームや老人福祉施設、障害者福祉施設などの施設での仕事。
福祉施設や障害者施設では身体が不自由なお年寄りや障害者の食事の世話や入浴・排泄の補助などを行います。

◇在宅介護のお手伝いをする訪問介護員(ホームヘルパー)としての仕事。
自宅に訪問し、利用者の入浴介助や家の掃除、洗濯、食事の用意などを行います。

介護業界は慢性的に人手不足

仕事内容や収入面の厳しさから、介護業界は慢性的に人手不足の状況です。
定員に対するスタッフの数が不足気味の福祉施設も多く、その不足分をカバーするために、仕事内容がハードになりやすい傾向にあります。

トラブルもあるけれど

また、介護職は介護を通して、人と人とがより密接に触れあいます。
そのため、人間関係のトラブルも起こりやすく、どの介護士さんもいろいろと気苦労を抱えながら仕事を行うものだといいます。

しかしながら、入浴介助を終えた後の体の不自由なお年寄りの気持ちよさそうな笑顔をみたり、利用者の方からの「ありがとう」という感謝の言葉を貰った時などは、とても幸せな気持ちになり、何物にも代え難い報酬になるといいます。

介護福祉士の勤務状況

勤務時間は労働形態や福祉施設によってさまざま。

【福祉施設などに勤務】
24時間体制の交代勤務になる事が多い。
休日はシフト制。

【デイサービスを主に行う施設に勤務】
週休二日制(日曜日は休み)の職場が多い。

介護は24時間、時間に関係なくいつでも必要とされます。
そのため、勤務時間は不規則になる事が多く、強い意志がないと長期間、働き続ける事は難しいとの意見もあります。
介護福祉士資格を取得しても、その4割程度の人は介護系の仕事に就かずに他の仕事をしている状況で、離職率も20%以上とかなり高い。
20%とは1年間で5人に1人が辞めていく計算になります。

介護福祉士のなり方・仕事のつき方


※※社会福祉振興・試験センターより。

介護福祉士になるには

介護福祉士になるには大きく分けて2つのルートがあります。

1.介護福祉士養成施設を卒業して、介護福祉士資格を取得する。
養成校を卒業するだけで資格が取得でき、介護福祉士になることができます。

2.介護福祉士国家試験を受験して、介護福祉士資格を取得する。
国家試験に合格すれば、資格が取得でき、介護福祉士になることができます。
詳細な試験の受験資格はこちら
福祉系高校の卒業や3年以上の実務経験が求められます。

【国家試験について】
介護福祉士国家試験には筆記試験と実技試験があります。
筆記試験は社会福祉概論、老人福祉論、障害者福祉論、リハビリテーション論などが出題され、マークシート方式で行われます。
実技試験は介護等に関する専門的技能の試験となります。
試験の合格率は約50%と高く、それほどの難易度ではありません。

介護福祉士の就職状況

現在のところ、介護福祉士に対しての需要は豊富で、資格を取得すれば、就職に困る事はないくらいの売り手市場です。
逆に言えば、それだけ離職率の高い、続けられる人が少ない職業ということもいえます。

介護福祉士の主な就職先

◇老人ホーム
◇障害者施設
◇福祉施設
◇デイサービスセンターなど

介護福祉士の年収・収入・給料は?

収入について

介護福祉士の収入は月収で20万円程度。
平均年収で300万円~400万円程度といわれています。
ハードな仕事内容に対しての賃金としては低水準。
収入の伸びしろも少なく、金銭的に恵まれている職業とは言えないのが現状です。

職業体験談

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-更新13-07-01 -チェック14-07-01