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職業ガイド ものつくり・製造系職業か行の職業>鍵師

鍵師

なるには難易度 一般に、鍵師の養成スクールなどで技術を習得し、鍵師として働き始める。
数日~数ヶ月程度の短期間の講習で基礎技術を身につけることができるため、生計を立てられるかどうかは別として、鍵師になるだけなら難しくはない。
年齢制限 特に制限はない。
学歴 特に必要とはされない。
収入状況 営業力次第で増減する。
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職業データ

鍵師とは

鍵師とは紛失や故障などで起きた鍵のトラブルを、その知識を生かして解決する鍵のプロフェッショナル、専門家のことを言います。
セキュリティー意識が高い欧米などでは、錠前技能者は「ロックスミス(Locksmith)」と呼ばれ、社会的地位が認められています。

鍵師の職業体験談

鍵師の仕事内容

仕事内容について

鍵をなくした場合に依頼を受け、鍵の解錠や鍵の交換、鍵の修理など鍵に関するトラブル全般が仕事になります。
家や車から、スーツケース、金庫、バックなど鍵がついているもの全てが仕事のタネ。

特殊な鍵を使用している高級車など、難易度が高いケースほど料金は高くなります。
もちろん、鍵師でも解錠できない鍵もあり、そんな時には鍵自体を壊して解錠しますが、ただ鍵を破壊すれば解錠できるわけではありません。

手荒に鍵を破壊すれば他の部分にも影響が出てきてしまうため、鍵のどこを破壊すればスムーズに解錠できるのか?という知識もまた必要になります。

また、トラブルで現場に出向いた時に、依頼人の所有物でない住宅や持ち物の解錠を依頼されるケースなど、犯罪性が疑われる場合もあります。
そのような場合には身分証明書を提示してもらうなど、入念に本人確認をしてから解錠作業を行います。

セキュリティーレベルは年々向上している

セキュリティーレベルの向上が著しい現在では、新しく開発された鍵に対する解錠知識の勉強が欠かせません。
鍵師になってからも勉強の日々は続きます。

鍵師の勤務状況

鍵のトラブルは24時間、いつ、どこででも起こりえるものです。
鍵師の勤務時間は雇用先の状況や営業状況次第ですが、365日24時間体制を採用しているところもあります。 

鍵師のなり方・仕事のつき方

鍵師のお店に就職
or
鍵師の養成校に入学
矢印
鍵師

鍵師になるには

鍵師になるには、まずは鍵の専門店に就職するか、鍵師の養成学校などで学ぶなどして、技術を習得します。
※技術を習得するための養成校や講座の期間は数ヶ月~数日間や数時間などが多い。
基礎技術だけならそれほど多くの時間は必要ありません。

知識と技術を身につけた後は鍵関連企業、鍵屋さん等で働きながら経験を積みます。
半年から一年程度の短期間で鍵師としてのある程度の力はつくそうです。

鍵師の資格

鍵師として活動するために必要な鍵師の資格などはありません。
そのため、無資格でも作業は可能で、鍵を開ける能力があれば、全く問題はありません。

鍵師の公的な資格はありませんが、各団体が独自に定めた資格は存在しています。
鍵師の代表的な団体である日本鍵師協会には鍵師の講座があり、鍵師の資格試験も実施されています。

鍵師と就職

近年、鍵師の状況は飽和状態に近いといわれています。
鍵屋には個人規模での経営者が多いため、鍵師自体の募集はあまり多くはありません。
鍵師としての就職はそれなりに厳しいのが現状です。
鍵屋に自分から問い合わせをする位の積極性が必要になるでしょう。

鍵師の男女比

鍵師として活躍してる人は、ほとんどが男性で女性は1割程度だと言われています。
割合としては少ない女性鍵師ですが、鍵師の仕事自体は直接的な力仕事にはなりにくいため、女性でも活躍のしやすい職業といえます。

鍵師の年収・収入・給料は?

収入状況について

鍵師の収入は合い鍵作成で数百円程度、トラブルの出動1回あたり1万円~2万円程度が平均的な報酬。
鍵師としての総収入は、それらの仕事の数次第。

会社勤務、独立、どちらにしても鍵師の年収・収入・給料は、そう多くを期待できるものではないようです。
年収1000万円を超えるような高収入を稼ぎ出せるのは、ほんの一握りの人たち。

職業体験談

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-更新13-08-01 -チェック16-08-01