カイロプラクターとは、カイロプラクティックの施術者を指し「ドクター・オブ・カイロプラクティック」(D.C.)とも呼ばれます。
現在、日本においてカイロプラクティックに対する法的な規定が無く、カイロプラクターを誰でも名乗れる状況にあります。
カイロプラクターの仕事は、なるべく薬物などを使用せず、脊椎や骨盤などのずれやゆがみを矯正することです。
患者の状態を的確に把握し、状態に応じた生活態度に関する指導などのアドバイスもします。
カイロプラクティックの目的は本来、人間がもっている自然治癒力を高めることにより、健康を回復させることにあります。
体の不調は精神的な問題が、物理的に作用していることも少なくありません。
体調を回復させるだけではなく、患者の心を解きほぐす会話をすることも重要な仕事の一つといえるでしょう。
勤務時間は各医院によって様々ですが、9時〜の日勤勤務になることが多い。
休日は日曜日の週1日が多く、中には週休2日制をしいているところも。
カイロプラクティックの養成施設に入学
↓
資格取得・卒業
↓
カイロプラクター
カイロプラクターになるには、カイロプラクティックの養成施設に入学し、そこで各養成施設が認定する資格を取得し、カイロプラクターになるルートが一般的です。
入学に特に学歴などの制限はありません。
現在、カイロプラクターの公的な資格は無く、各団体が独自に資格や能力を認定している状況です。
養成施設自体が独自に資格を設定できる状況のため、カイロプラクターの資格が乱立しています。中にはあやしげな養成校もあるようですので、入学前にはしっかりと見極めが必要といえるでしょう。
カイロプラクティックを利用した資格商法もあるようです。
全国総合カイロプラクター協議会に資格が乱立している状況に対する注意書きが掲載されています。
養成施設でカイロプラクターに関する勉強した後、カイロプラクティック院や整骨院、整形外科、鍼灸院などに就職します。
カイロプラクターの年収は300万円〜400万円程度が一般的。
独立した場合は年収1000万円以上の高所得者も。