歯科助手

仕事内容について

歯科助手の主な仕事は受付・診察補助・医療事務の3つがあります。

【受付事務】
来院した患者さんの保険証を預かり、カルテを作成したり、予約の案内、会計業務など一般的な事務作業を行います。

【診療補助業務】
歯科医師の治療がしやすいように補助を行います。
◇バキュームを口内に入れ排唾を行う。
◇医療器具の整理や洗浄。
◇「痛みは大丈夫ですか？」など患者に声をかけ状態を伺う。

【医療事務】
レセプト（診療報酬明細書）の作成業務や発送業務など。

歯科医院での作業は全て歯科医師を中心としたチームプレイで行われます。
歯科医師が求めている事、患者さんの状態などを見極め、治療が円滑に行われるようにアシスタント業務を行います。
どんなに知識があったとしても、独りよがりの作業では治療は成立しません。

勤務時間について

勤務時間は歯科医院の営業時間に応じて。
一般的には朝の8時くらいから夜の8時くらいまで。※各歯科医院によって異なる。

歯科助手になるには

歯科助手には、歯科医院の募集に応募し採用されればなることができます。
求人数・募集数も多く比較的なりやすい職業です。

歯科衛生士のように国家資格は無いため、特に必要な資格はありません。
※あれば評価が高まる民間資格に、日本歯科医師会が認定している歯科助手資格、その他に各団体が実施している医療事務の資格があります。

歯科助手は女性の職業

ただ、募集されているのは、ほぼ全てが女性で、男性が歯科助手になることはなかなか難しいのが現状です。
患者さんと接したり、事務作業などの細かな作業が多い仕事内容を考えると歯科医院が女性のみを採用するのも仕方のないことなのかもしれません。
また、歯科助手の収入が低いため将来的なことを考えなければいけない男性にはなりづらいことも女性の比率が高まる原因になっています。

収入について

地域によっても差がありますが、アルバイトの場合、時給1000円前後が一般的。
正社員採用の場合は、初任給で18万円程度。
歯科医院の中では一番立場が低く、国家資格の取得者である歯科衛生士よりも若干低い給与設定になる事が多いようです。
歯科衛生士の年収は約340万円（2010年）。