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フリーター

なるには難易度 アルバイトの採用面接に合格すればなる事ができる。
極めて容易になることができる職業。
年齢制限 特にはないが、高年齢になるとアルバイト採用すら難しくなる。
学歴 特に必要とされない。
フリーターには低学歴層が多い。
低学歴では正社員として採用されにくい日本社会の構造的な問題に起因している。
収入状況 極めて厳しい。
時給制では、フルに働いたとしても年収300万円にも届かないことがほとんど。
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職業データ

フリーターとは

フリーターとは「フリーランス・アルバイター」の略語と言われ、アルバイト情報誌「FROM A」の編集長によって作り出された言葉。

フリーターの定義はあいまいなところがありますが、アルバイト・パートをしている人のこと全体を指す場合が多いようです。
似たような雇用形態である派遣社員や契約社員などに対してはフリーターという呼び方はしません。

日本のフリーターの数は400万人以上とも言われています。
労働人口に占めるフリーターの割合は約20%。
フリーターは若者だけではありません。
企業が中高年を大量にリストラしたために発生した「中高年フリーター」問題も深刻化しています。

フリーターの職業体験談

フリーターの仕事内容

仕事内容について

仕事内容はアルバイトということもあり、単純作業などの誰にでもできるような作業が多い。
例:工場勤務の流れ作業や、配達など。 飲食店の店員など。

誰にでもできるような作業では、何年働いてもスキルアップにつながることはなく、それが正社員採用に悪影響を及ぼしているといいます。

フリーターをしている労働者の実に7割が正社員希望。
フリーターの平均結婚年齢は高く、低賃金・将来への不安からなかなか結婚へと踏み切れない状況があるようです。

フリーターのタイプ

「モラトリアム型」 
特に目標もないのでとりあえず・なんとなくフリーターやってます。

「夢追い型」 
歌手や俳優になりたいから、なにかと都合の良いバイトやってます。

「やむを得ず型」 
正社員になりたいんだけど、雇ってくれないから・・。

かつてはフリーターと言えば「夢追い型」がかなりの割合を占めていましたが、現在では「やむを得ず型」と「モラトリアム型」が増加しています。

フリーターのなり方・仕事のつき方

中学校・高校・大学
矢印
正社員採用ではなく、アルバイトとして雇用される
矢印
フリーター

フリーターになるには

フリーターになることはとても簡単です。
中学校や高校を卒業後、あるいは中退後、正社員採用ではなく、アルバイトとして雇用されればその時点からフリーターになることができます。

フリーターの年収・収入・給料は?

収入状況について

フリーターの雇用形態はアルバイト。
アルバイトの時給制では、当然ながら収入状況は厳しめ。

仮に時給1000円として、1日8時間、週休2日制、1ヶ月間(22日前後)勤務した場合の月収は18万円程度。
アルバイトの時給で1000円以上の仕事は少なく、ほとんどのフリーターがそれ以下の収入に。
月収で20万円弱では、生活自体は可能ですが、将来に向けての貯蓄などは厳しいでしょう。

正社員とフリーターの収入状況の違い

正社員にはボーナスが支給されますが、基本的にアルバイトに支給されることはありません。
若い頃には、正社員とアルバイトの収入差はそれほど大きくありませんが、年齢の上昇につれて、徐々に給与が増加していく正社員と、決まった時給でしか働けないフリーターとの差はどんどん大きくなっていきます。
最終的に、フリーターと正社員では生涯収入で3~4倍もの差になるといわれています。

平成24年 正規 非正規 平均 年収差
年収 467.6万円 168.0万円 408万円 299.6万円

平成24年 正規(男性) 非正規(男性) 男性平均 年収差
年収 520.5万円 225.5万円 502万円 295万円

平成24年 正規(女性) 非正規(女性) 女性平均 年収差
年収 349.6万円 143.6万円 268万円 206万円

※民間給与実態統計調査より。

正社員の場合は社会保険・厚生年金となり、会社がその費用を半分支払うことになっていますが、アルバイトには厚生年金や健康保険などが無く、自身で国民年金と国民健康保険を支払わなければなりません。
そうなれば少ない収入が更に少なくなってしまいます。

フリーターのデメリット

正社員であれば労働組合や法律的に守られているため、解雇には相当の理由が必要で容易に解雇されることはありませんが、アルバイトは簡単に雇用を中止する事ができます。
そのため、人員が過剰になった場合には、企業の雇用の調整弁としてパートやアルバイトは真っ先に首を切られることになり、「安定した生活」が望みにくくなります。

安定して働けない状態では、生活は不安定なものになり子育てはもちろん、結婚をすることも厳しくなります。

「安定」が担保されない

これが、フリーターの一番のデメリットと言えるでしょう。
逆に、フリーター側も辞めたければ、いつでも退職しやすいという利点もあるにはありますが、フリーターは収入面から見るとかなり厳しい職業です。

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-更新13-03-01 -チェック18-08-01