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労働基準監督官

なるには難易度 倍率10倍以上の公務員試験に合格する必要がある。
年齢制限 労働基準監督官採用試験の受験資格には21歳以上30歳未満の規定がある。
学歴 学歴は必要ないが、労働基準監督官として活躍している人はほとんどが大学卒業者。
試験に合格するには大学レベルの学力が求められる。
収入状況 国家公務員の平均年収は約660万円。
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職業データ

労働基準監督官とは

労働基準監督官は、労働者が安心して働ける労働環境の実現するために、労働トラブルを起こした事業所の調査や問題点を改善するための指導を行う厚生労働省の専門職員です。
労働者と事業者の間に立ちながら、違法な状態で労働が行われていないかを調査します。
7割程度の職員が男性で、女性の割合は少ない。

労働基準監督官の職業体験談

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労働基準監督官の仕事内容

仕事内容について

労働基準監督官は、労働者の生命と健康を守り、労働条件の確保・改善を図ることを任務としています。 主に全国の労働局や労働基準監督署で勤務しています。

従業員からサービス残業や給料の不払い、不当解雇などの救済を求める申告があった場合に、その事業所を訪問したり、責任者を呼び出したりして事情を聞き、問題があれば問題点を改善すべく指導を行います。

その他にも、さまざまな労働に対する相談にのったり、悪質な法令違反が見つかった場合などは労働基準監督官に認められている権利を行使し、即刻逮捕することもあります。
その他にも悪質な違反者に対して、事務所や自宅の家宅捜索をすることも。
逮捕などは行いませんが、若干、職務内容が警察に似ている一面があります。

採用後は

労働基準監督官としての採用後は、埼玉県朝霞市にある労働大学校での2ヶ月の中央研修と、配属された労働基準監督署での実地研修の計一年半の研修があり、その後全国に配置されます。
公務員ということもあり、職場も全国各地にあるため、数年ごとに全国的な転勤があります。

初赴任地は原則として出身都道府県での採用はありません。
3年間は他の地域の労働基準監督所で働くことになります。採用後は1人暮らしになりそう。

勤務時間は1日8時間で週休二日制が採用されている。

労働基準監督官のなり方・仕事のつき方

労働基準監督官採用試験を受験
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合格
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労働基準監督官

労働基準監督官になるには

労働基準監督官になるには、労働基準監督官採用試験を受験し合格する必要があります。
受験資格は受験年の4月1日の時点で21歳以上30歳未満の者であれば受験可能です。

労働基準監督官採用試験は2つの区分で募集が行われています。
◇労働基準監督官A(法文系) 倍率20倍程度
◇労働基準監督官B(理工系) 倍率10倍程度

試験のレベルは大学卒業レベルで、倍率は非常に高く難易度の高い試験です。

受験資格に大学を卒業する必要はなく、21歳以上30歳未満の年齢制限しかありませんが、試験合格者のほとんどが大卒である事、試験内容に法学・理工の専門知識を問われる事を考えると、進学先としては文系・理系問わず大学進学をメインに考えると良いでしょう。

【労働基準監督官採用試験の受験資格】
1.受験年の4月1日の時点で21歳以上30歳未満の者
2.21歳未満で次に掲げる者
①大学を卒業した者。または受験年の翌年3月に卒業見込みの者。
②又は人事院が①と同等の資格があると認める者。

【関連リンク】 人事院

  区分 申込者 最終合格者 合格率 倍率
平成23年度 労働基準監督官A 3439
(1110)
150
(42)
4.3% 22.9
労働基準監督官B 736
(123)
63
(8)
8.5% 11.6
平成22年度 労働基準監督官A 3429
(1127)
128
(41)
3.7% 26.7
労働基準監督官B 738
(95)
49
(6)
6.6% 15.0

労働基準監督官の年収・収入・給料は?

収入について

労働基準監督官は国家公務員です。
国家公務員の平均年収は約660万円。
初任給:205202円(平成23年)。
その他にもボーナスや扶養手当、住居手当などの各種手当てが支給されます。

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-更新13-02-01 -チェック17-02-01