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プロ野球の審判員

なるには難易度 一般からの採用が不定期であることや採用ルートがいくつもあること、採用人数が少人数であることから、なることは非常に難しい。
年齢制限 一般公募の場合は採用年齢は24歳程度の制限がある。
※セリーグ2008年募集の条件。
学歴 特に求められるものはない。
収入状況 最低年俸は1軍審判:750万円、2軍審判:350万円。
これ以外に出場手当が加算され、総年収となる。
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職業データ

プロ野球の審判とは

プロ野球の審判員とは広く日本国民に親しまれている「プロ野球」の試合をジャッジする審判員の事をいいます。
セリーグ・パリーグを合わせると約60名がプロ野球の審判として活躍しています(2012年)。
プロ野球選手の背番号と同様に審判の右袖にも個別の番号がつけられている。

プロ野球の審判員の職業体験談

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プロ野球の審判員の仕事内容

仕事内容

プロ野球の審判の仕事は一流選手達の技術がぶつかり合うプロ野球の試合が円滑に行われるように適切なジャッジを行うことです。

審判員が身につけているプロテクターや安全対策が施されたシューズなどの重さは5キロ以上。
それらを身につけたまま、試合開始から終了まで立ちっぱなしで(時には走りながら)ジャッジを行うため体力的な強さも要求されます。
また、試合中はトイレに行くこともできないため、試合の前には水分の量を制限するなど自身の体調管理にも気を遣わなければなりません。

1試合は5人の審判員(球審・1塁審判・2塁審判・3塁審判・控え審判)で試合を進行します。
1試合の中では担当の移動はありませんが、次回の試合の時には担当が変更され1塁審判の次は2塁審判→3塁審判→球審→控え審判→1塁審判といったようにローテション制で入れ替わります。

その中でも一番仕事量が多いのが1球・1球ごとにジャッジを行う球審。
全てのジャッジで正確な判断が求められるために1試合で何キロも体重が落ちるほどのプレッシャーがかかるそうです。
審判も人間ですから、時には間違った判定を下してしまうこともあります。
そんな時には選手や監督からのクレームはもちろん、スタンドのファンから心ない罵声を浴びることもあります。
どんな状況になろうとひとつひとつ自信を持ってジャッジが行える、外部からの罵声にも屈することのない精神的な強さが求められる職業といえるでしょう。

審判員の勤務状況

審判員の休日は試合が行われていない日のみ。
プロ野球のシーズン中は選手同様に移動を繰り返し、選手同様の勤務時間、休日になります。
21時~22時頃に試合が終了した後は出場審判での反省会があり、反省会の終了後に帰宅となります。
そのため帰宅するのは深夜になることも珍しくないそうです。

プロ野球の審判員のなり方・仕事のつき方

プロ野球の審判員になるには

プロ野球の審判員になるには日本野球機構は「NPBアンパイア・スクール」に通わなければなりません。

以前は、
1.引退したプロ野球選手から採用。
2.アマチュアの審判員からスカウトで採用。(大学野球や高校野球など)
3.一般公募による採用。
などの採用ルートがありましたが、現在ではアンパイアスクール経由に一本化されています。

アンパイアスクールでは6日間にわたって講座が開講され、その中での高評価の数人が育成審判員として採用されます。

2014年度4名(育成審判員2名、研修審判員2名) 
2015年度4名(すべて研修審判員)

条件は、175センチ以上であることや裸眼視力1.0以上などの制限があります。
※ある程度の裁量幅がある。

アンパイアスクール募集要項

採用後は

審判として採用後は各球団が実施している春キャンプに参加し、紅白戦などを通して実践的な技術を磨きます。
また、更に技術を高めるためにアメリカにある審判学校への短期留学も行われています。
留学先ではアメリカの大リーグで実際に審判員を経験した指導官のもとで徹底して審判に必要な知識と技能をたたき込まれます。

アメリカ留学から帰国後は2軍の試合で審判を務め、その後は能力次第で1軍の試合にステップアップしていきます。

プロ野球の審判員の年収・収入・給料は?

収入について

プロ野球の審判員は1年ごとに契約更新があり年俸制の単年契約が結ばれます。
プロ野球の選手と同様に1軍の審判とと2軍の審判では収入に大きな格差があります。
1軍の試合を100試合以上こなす審判ともなると年収は1000万円を超えてきます。
※審判用の用具費用などで収入の3割程度は経費となるため、実際の手取りは7割程度。

年収1000万円以上といえば、世間一般の収入状況に対しては高収入といえますが、定年(55歳)が早いことや退職金の制度がない事を考えると、生涯年収は一般的な人に比べると低くなります。
一度のミスも許されない日々の精神的なプレッシャーの強さから考えると、それほど収入に恵まれた職業とは言えないのが現実のようです。

【1軍審判】

最低年俸:750万円
年俸の他に1試合ごとに出場手当が支給される。

-出場手当-
公式戦球審:34000円
公式戦塁審:24000円
控え:7000円

【2軍審判】

最低年俸:350万円
年俸の他に1試合ごとに出場手当が支給される。

-出場手当-
一律:2000円

※雨天中止になると出場手当は支給されない。

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-更新13-01-01 -チェック18-05-01