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女流棋士(将棋)

なるには難易度 男性棋士ほどではないが、相当な棋力がないとなれない職業。
年齢制限 研修会への入会の年齢制限は26歳以下のアマチュア。
学歴 学歴は必要ない。
収入状況 女流棋戦の対局料やタイトルの賞金だけで生活していける女流棋士は一握り。
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職業データ

女流棋士とは

女流棋士は将棋を指す事を職業にしている女性の棋士のこと。
女流棋士は基本的には女性だけで棋戦を開催し、活動しています。

【「棋士」と「女流棋士」の違い】
厳密には女性の「棋士」を女流棋士と呼ぶわけではありません。
「女流棋士」は「女流棋士」として育成されています。

「棋士」
(日本将棋連盟正会員)
将棋のプロ棋士育成組織「奨励会」を勝ち抜いたプロ棋士のこと。男性、女性関係なく奨励会を勝ち抜けばプロ棋士になることができますが、女性で勝ち抜いた人は存在せず、女性の「棋士」はいません。 つまり、「棋士」とは必然的に男性のみ。
男性と女性では棋力には大きく差があり、女性が奨励会を勝ち抜くのはかなり厳しいようです。
つまり、女性では有名な羽生さんや谷川さんのような日本将棋連盟が認定する「正会員」の棋士はいないということです。

「女流棋士」
日本将棋連盟女流棋士会日本女子プロ将棋協会の2団体)
とは女性に限定されたプロ棋士のことを指します。
研修会で昇級することによって女流棋士になることができます。
正規の「棋士」とはなりかた、団体、強さも異なる存在です。
一般的に将棋の棋力は「棋士」よりも劣ります。

【関連リンク】 女流棋士会 日本女子プロ将棋協会 日本将棋連盟

女流棋士の仕事内容

仕事内容

女流棋士も男性の棋士と同様に将棋の対局が主な仕事となります。
棋士数も多く、棋戦制度のしっかりしている「棋士」界に比べて、人数が少なくマイナーな女流棋士界での対局の機会は多くありません。仕事の機会は少ない。

対局が無いときは研究会(将棋を研究する棋士の会)に参加して将棋の腕を磨いたり、指導対局や将棋のイベントなどで将棋のおねえさんとして活動しています。
圧倒的に愛好者に男性が多い将棋界では、女流棋士は無くてはならない存在なのです。

女流棋戦には女流名人位戦・女流王位戦・倉敷藤花戦・マイナビ女子オープンなどがあります。
最高賞金はマイナビ女子オープンの500万円。
将棋界の最高賞金は竜王戦の3200万円。
竜王戦には女流棋士4人が出場できますが、優勝することは棋力の差を考えると不可能に近いようです。

男性棋士との対戦が注目される

女流棋戦のタイトル戦はもちろん注目されますが、女流棋士が最も世間から注目されるのは、男性の棋士と対戦し勝利した時。
棋戦である竜王戦や棋王戦などほとんどの棋戦で、女流棋士の出場が認められていますが、格上で実力差があるとされる男性棋士に勝てば、新聞で取り上げられることもあります。
ただ、男性棋士に対する女流棋士の勝率は2割前後で、なかなか勝つことは難しいようです。

女流棋士のなり方・仕事のつき方

研修会でC1クラスに昇格

女流棋士仮会員

棋戦で定められた以下の3ついずれかの成績を挙げる

◇1年間で参加公式棋戦数と同数の勝星を得る。
◇2年間で参加公式棋戦数の4分の3以上の勝星を得る。
◇「女流棋士昇段級規定」の女流1級に該当した場合。

女流棋士
奨励会を2級以上で退会

女流棋士

女流棋士になるには

女流棋士になるには「研修会コース」と「奨励会コース」の2つのルートがあります。

研修会コース

○研修会

研修会は将棋を通じて少年少女の育成を目指す期間。
好成績を挙げれば、女流棋士になることができます。
A~Fまでのクラスがありますが、一番下のFクラスでも、アマチュア2段レベルでかなりの実力がないと入会はできません。
研修会でC1クラスに昇級すれば女流3級(女流棋士仮会員)になることができます。
女流3級になれば棋戦に出場することができ、以下の3ついずれかの成績を挙げれば正式な女流棋士になることができます。

◇1年間で参加公式棋戦数と同数の勝星を得る。
◇2年間で参加公式棋戦数の4分の3以上の勝星を得る。
◇「女流棋士昇段級規定」の女流1級に該当した場合。

女流棋士になれるかどうかは、研修会の成績次第。
研修会で好成績を挙げることによって、女流棋士への道が開かれます。
研修会とは関東・関西・東海の3地区で行われる毎月2回の例会です。
女流棋士希望者は29歳以下のアマチュア女性であれば棋力次第で入会が可能。
A~Fまでのクラスがありますが、一番下のFクラスでも、アマチュア2段レベルでかなりの実力がないと入会はできません。

研修会でC1クラスに昇級した時点で女流3級の資格が得られます。
C1クラスに昇級し、申請することによって女流棋士仮会員になり、女流の棋戦に出場することが可能となります。
その後、以下の3つのいずれかの条件を満たせば女流2級に、つまり正式な女流棋士になることができます。

◇1年間で参加公式棋戦数と同数の勝星を得る。
◇2年間で参加公式棋戦数の4分の3以上の勝星を得る。
◇「女流棋士昇段級規定」の女流1級に該当した場合。

詳細は日本将棋連盟

奨励会コース

もうひとつのルートとして、奨励会の2級以上になれば、女流棋士になることができます。
奨励会はプロ棋士を目指す男性が多く、女性の存在自体が珍しい状況です。
3段まである奨励会ですが、2級といってもかなりの棋力であり、大変な努力が必要。

○奨励会

奨励会は将棋のプロを育成する組織です。
3段リーグを勝ち抜いてプロになれば、男性・女性関係なくプロ「棋士」になれます。
「棋士」になれば、所属するクラスに応じて給与もしっかりと支給されますが、女性で突破した人は0人。つまり、女性の「棋士」はいません。
奨励会を勝ち抜けず「棋士」になれなくても、奨励会で2級以上になり、奨励会を退会すれば、「女流棋士」になることができます。
奨励会の詳細は将棋の棋士

女流棋士の年収・収入・給料は?

収入について

現在は、タイトル保持者クラスのトップレベルの女流棋士以外、安定して生活できるほどの収入を得ることは厳しいようです。
プロ棋士には将棋連盟からクラスに応じて毎月給与が支払われますが、女流棋士に対してはその制度はありません。

女流棋戦の賞金総額は推定5000万円とされ、女流棋士としての賞金収入は、それらを現役の約50名(2008年)で分け合うことになります。単純計算で1人あたり100万円程度。
棋士のトッププロは賞金1億円以上~数千万円であることを考えると厳しい数字。

対局料だけで生活できる女流棋士は少なく、イベントなどに積極的に参加してやっとの状態。
女流棋士の収入状況は、かなり厳しいようです。

【女流棋士の指導などの派遣料】
タイトル保持者 84000円(月1回稽古3時間)
五段 57750円(月1回稽古3時間)
四段 47250円(月1回稽古3時間)
三段 36750円(月1回稽古3時間)
二段 31500円(月1回稽古3時間)
初段 26250円(月1回稽古3時間)

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